デイサービスにはいくつかの種類があり、看護師の配置が必要な事業所もあれば、必要ないところもあります。看護師が関わるデイサービスには、どんな種類があるのでしょうか。
1つ目は、一般型サービスです。これは1日当たりの利用人数が10人から50人程度と規模が大きく、1人以上の看護師がスタッフとして働いていることが特徴です。看護師の主な仕事はバイタルチェックなど医療に関する作業ですが、配膳や入浴などの介助を行うこともあります。
2つ目は、療養型サービスです。末期がんや難病など、自宅で療養している人を対象としたサービスですが、利用者は日常的な観察が必要となるため、看護師がこの部分を担うという点が特徴です。利用者が施設へ足を運んで医療サービスを受けるのではなく、利用者の自宅へ看護師や介護士が足を運んで必要なサービスを提供します。
3つ目は、認知症対応型サービスです。アルツハイマーをはじめ、脳血管疾患を患っている人を対象としたサービスで、入浴や食事、排せつの介助といった日常生活のなかで必要なお世話を行います。多くの場合、施設へ利用者を連れてきたうえでサービスを提供しますが、利用者同士の交流は少ない点が特徴です。また、施設でのデイサービスでは、認知症以外の利用者が同じ空間でサービスを受けることはありますが、パーティションで区切るなどプライバシー確保の配慮が行われています。
看護師を必要とするデイサービスでは、常時、看護師が専従しなければいけない事業所もあれば、看護師は必要だけれど専従である必要はないところもあり、さまざまです。